見合いの返事は手紙で伝えるのが正式。断るときは世話人を訪ね相手に非があるような言葉は使わないようにしましょう。ただし、近年で手紙で伝えるというのは送るのにも時間のロスになります。
今回は、見合いの返事はいつまで?また断り方とは?お見合い後のデートでのマナーやその後のお付き合いの仕方について紹介します。
お見合い後の返事はいつまで?
返事は一週間以内に電話で伝える
見合い当日は、帰宅したらすぐに世話人に電話をしてお礼を述べ、ふたりになってからの行動を報告します。
返事は後日改めて、ということにしてもかまいませんが、2~3日中かせめて1週間以内には、断るか交際するかを決めて、世話人に伝えます。
もし、交際したいと思い、相手もOKならば、世話人に次の日程を決めてもらいます。
一週間たっても交際するかどうか決められず、判断に迷っているときは、世話人に相談してアドバイスを求めましょう。
断る時は書類を返す
断ることに決めたら、預かった書類や写真を持って世話人を訪ね、丁重に断りのあいさつをします。
断る理由は、世話人の参考にもなるので、はっきりと伝えたほうがよいでしょう。ただし、相手を傷つけるような表現や伝え方は控え、「ご立派すぎて」など遠回しな言い方をします。
また、このとき、見合いの席で立てかえてもらった費用と、感謝のしるしのお礼を持参するのが一般的です。
費用を受けとってくれないときは、その分も含めて商品券などを送ります。
先方から断られたときも、同様に書類などを返しながらお礼のあいさつをし、次の縁談をお願いしましょう。
断られた理由については世話人の話を聞くだけにし、それ以上はあまり追求しない方がスマートです。
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お見合いで交際した場合のマナー
交際3~4ヶ月で結論を出して
交際が始まってからは、ときどき世話人に中間報告をします。
デートが3~4回目になったら、家族や友人に紹介し合うなどするとよいでしょう。
お互いの環境が理解でき、また一対一でいるときとは違った一面を発見することもできます。
交際中は、将来の生活プランなどを話し合って、3~4カ月後には結論を出せるようにします。
結婚しようと決めたら、世話人を通さず、直接プロポーズをしてかまいません。
結婚が決まったら世話人に挨拶を
結婚することになったら、お礼のあいさつを兼ねて世話人に報告に出向きます。
その後は本人たちで進めるのか、引き続き世話人が間に入って、双方の親に婚約申し入れをしてもらうのか、このときに決めます。
また、交際中に結婚相手としてふさわしくないと思った場合、まだ2~3回しか会っていないのなら世話人から断ってもらいますが、長期間つきあっていたのなら、直接断ります。
その後、世話人に預かった書類と写真を返してお礼を述べます。
デートの費用
交際中は男女で折半が基本
デートの費用は、一方ばかりが負担することにならないようにしましょう。
男性が食事代をもつなら、女性が映画のチケットを購入するなど、ほぼ折半になるように心がけます。
贈り物をするときも高価なものは避け、形に残るようなものはむやみに贈らないようにします。
お見合いのあとの断り方。なんて言って断ればいい?
相手を立てた、当たりさわりのない言い回しを!
お見合いのあとすぐ断る場合や、2~3回会って合わないと感じた場合は、直接本人には言わず、世話人、に伝えます。相手を傷つけず、当たりさわりのない、次のような断り方がよいでしよう。
男(女ともに)
「大変立派な方で、私などつりあうか自信がありませんので、残念ではこざいますが、このたびのお話はなかったことにしていただきたいと思います」
(男性側の場合)
「家庭に縛り付けておくにはもったいないような方なので・・・」
(女性側の場合)
「本当によいお話なのですが、先さまのこ家庭を知るにつけ、こ立派すぎて、私では務まりそうにありません」
「家庭的な奥さまをお望みのようですが、私は結婚後も仕事を続けたいので・・・」
交際中の相手の家族との付き合い方は
親しくなり過ぎないよう節度をもって
交際が進んで、お互いの家族を紹介し合うころには、本人同士はかなり親しく打ち解け合っているでしょう。
とはいえ、まだ正式に婚約をしているわけではないのですから、もし愛称などで呼び合うようになっていても、家族の前では必ず名前に「さん」をつけて呼ぶようにします。
また、相手の親のことは「おじさま」お「ばさま」と呼ぶなど、言葉づかいには気をつけましょう。
相手の家を訪間する際には、手土産を持参するなどの配慮も必要です。
また、女性が男性の家で食事に招かれたときなど、あと片づけをしなければと思うことがあるでしょうが、なかには台所に入られるのを嫌がる人もいますから、かってに食器を運んだりするのはよくありません。
まず、何「かお手伝いしましょうか」と聞き、そのうえで指示に従うようにしましよう。
恋愛の場合の結婚に進むプロセスとは
お互いに相手宅を訪問し、次に親同士の対面を
恋愛でお互いに結婚の意志が固まったら、まず、それぞれが自分の両親に相手のことを伝えます。
お互いに簡単な履歴書や身上書を作って、それを渡すようにしてもよいでしょう。
次に相手の家を訪ねます。このときは、相手方の両親の好物を手土産に、あらたまった服装で訪問しましょう。
双方の両親の了解を得たら、親同士の対面をします。慣習に従えば、男性が両親とともに女性の家へ行き、女性側の両親に婚約の申し入れをします。
その際はお酒や土地の名産などあらたまった形の手土産を持参し、女性側は食事を出してもてなします。
現在では、どこか一カ所に席を設け、本人と親同士が食事をしながら顔合わせをするというのが一般的です。
この場合はあらたまった手土産などは必要なく、費用も折半します。
このとき、婚約や挙式の日程、場所、形式、予算、仲人などについて、お互いの希望を話し合うとよいでしよう。
もし双方の意見が合わないところがあれば、あとは本人同士が間に立って調整していきます。
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