趣味を仕事にするな!好きな趣味と仕事の両立なんて簡単じゃない

暮らし・生活

きっと転職や独立を考えるほとんどの人は、好きな仕事をしたい!

「好きなこと」を仕事にしたいと考えているのだろう。

結論からいうと、趣味を仕事にするな!と言っておきたい。

理由は簡単で、好きな趣味と仕事の両立なんて簡単じゃないからだ。

 

 

絵が好きだからデザイン関係の仕事に就きたい。

オシャレが好きだからファツション関係の仕事に就きたい。

音楽が好きだからレコード会社に入りたい。

旅が好きだから旅行代理店に入りたい。

そんな連中にはひと言、やめておけ、と言いたい。

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好きな趣味を仕事にする苦悩

 

たとえば、子どものころからスポーツカーが大好きで、大学も工学部に進み、ヒマさえあれば油にまみれてエンジンをいじり回していた、という人間が自動車メーカーに入るのならいい。

 

きっと彼にとっては自動車が人生のすべてなのだろうし、自動車に命を捧げても惜しくないくらいの覚悟があるのだろう。

 

しかし、絵が好きだのオシャレが好き、音楽が好きなんてのは、ただの趣味だ

そして趣味の延長でやる仕事ほど、恐ろしいものはない。

 

そもそも趣味とは「金を払ってやる、好きなこと」だ。

この金を払っているという点は非常に重要である。

 

たとえば音楽が好きだといっても、演歌なんかは聴く必要はない。

好きなアーティストのCDだけを買い、好きな曲だけを流していればそれでいい。

すべての決定権は自分にあり、いくらでもワガママに振る舞える。

 

ところが、仕事となるとそうはいかない

もしも演歌の部署に回されたら、必死になって演歌を聴き込み、加齢臭のただよう演歌歌手や作曲家、作詞家たちにペコペコ頭を下げ、クソ面白くない演歌を売って回らなければならない。

 

なぜなら、金をもらう立場に変わったからだ。

ここでは一切のワガママが許されない。

業界に入れば、知りたくもなかった「業界の裏事情」まで知らされるハメになるかもしれない。

そのせいで、好きだったアーティストに幻減することもあるだろう。

音楽を聴くのがイヤになることもあるだろう。

 

さらに、

趣味を仕事にしてしまうと、

中途半端な愛情があるので、

なかなかビジネスライクに割り切ることができない

 

ビジネスマンとしての自分と、趣味人としての自分とが衝突し、それこそ身を裂かれるような悩みに立たされるのだ。

これはビジネスマンとして致命的な欠点である。

 

しかも下手をすれば、好きだったはずの音楽やアーティストを嫌いになり、大切な趣味を失うことにもなりかねない。少なくともかつてのように純粋な気持ちで向かい合うことはできなくなるだろう。

 

趣味を仕事にするとは、それほど難しいものなのだ。

 

だったら、いつそのこと自分の趣味とはかけ離れた仕事に就くのがいい

中途半端な愛情や思い入れに左右されず、いつでもビジネスとしで客観的な判断が下せるような仕事に就くのだ。

先にも説明したように、「好きなことを仕事にする」のではなく、「嫌いじゃないことを仕事にする」くらいがちょうどいいのだ。

そして仕事の中でたまったストレスは、趣味によって発散する。

 

趣味を仕事にしてしまうと、息抜きの手段さえ奪われる可能性がある。

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資格バカになるな

このところ、資格や検定がブームになっている。

宅建や簿記といったおなじみの資格から、英検やTOEIC、さらにはワープロ検定から漢字検定まで、その種類はさまざまだ。

そして最近では、資格バカとでも言うべき連中が増えてきた。

 

なんのつもりかしらないが、ガテン系の仕事をしてるわけでもないのに危険物取扱者やフォークリフト運転技能者の資格を取ったり、明らかに役に立たない検定、たとえば時刻表検定や映画検定、その他「ご当地検定」の類を取りまくる連中である。

 

はっきり言って、俺が採用担当者だったら、履歴書の資格欄が無節操に埋め尽くされてる人間なんか、書類審査の段階でシュレッダー行きだ。

間違っても「向上心と好奇心に溢れてよろしい」なんてことは思わない。

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仕事上どうしても必要な資格ならともかく、どうでもいい資格を集める連中は、結局、肩書がほしいだけなのである。

仕事で成長を実感できない自分を慰めるため、資格を取ることで疑似的な成長と達成感を味わっているにすぎない。

ほんとうは自信がなく、能力も高くないクセに、自己顕示欲だけは人一倍強いのだ

 

少なくとも、他者からそう思われても仕方がないことをやっている。

 

もし、資格が多いほうが就職や転職に役に立つと思っているのなら、とんだ勘違いだと断言しておこう。

 

企業が求めているのは、

同じバカでも資格に夢中になる資格バカではなく、

仕事に夢中になってくれる仕事バカなのだ

 

この点を勘違いしてはならない。

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