こんにちは。「perokun」です。
「寝る子は良く育つ」って言われていますが、本当なのでしょうか?
確かに、睡眠は成長にも健康にも影響しますが、寝すぎも良くないって言われていますよね。
今回は、「寝る子は育つ」は本当か?夜に眠くなるのはなぜ? という睡眠の疑問についてです。
夜になるとなぜ眠たくなるの?
現在までのところ、どうして動物は眠るのかということは、はっきりわかっていないようです。
この眠りのメカニズムについては
大脳の血液循環がわるくなるためとか
脳細胞の樹状突起がちぢんだりして神経の伝達が妨害されるためとか
特殊な疲労物質がたまるためであるとか
いろいろと考えられていました。
ところが、夜になると眠くなるのは松果体で起こるメカニズムのためではないかという研究が発表されたのです。
睡眠のメカニズム!セロトニンとメラトニン
夜、暗くなると目に光は入って来ません。
すると脳の中央にある松果体といわれる部分でセロトニンという物質がメラトニンに変わります。
反対に昼間あるいは夜でも電気を点灯したままにすると、光が神経を伝わって松果体に信号がいきセロトニンが増えることになります。
こうして松果体の中でセラトニン、メラトニンが交互にできることによって人間の体にリズムができ、夜になると眠くなるわけです。
これを生物学的時計といいますが
このリズムを狂わさない様に夜は暗くして寝るべきで、リズムの変調が早く老ける原因になってしまいます。
「寝る子は育つ」は本当か?
人は眠っているとき、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠を一晩に4~5回繰り返します。
眠るとすぐ深い睡眠に入るのですが、調べると成長ホルモンは、最初の深い睡眠のときと2回日の深い睡眠のときに急激に出ていることがわかりました。
この成長ホルモンは
タンパク質の合成を促し、成長や疲労回復に役立っています。
以前は、必要に応じて出ていると思われていたのが、睡眠中で多量に出ていることで「寝る子は育つ」を科学的に証明することになったわけです。
人間の頭がい骨のやや平たくなった底部の真ん中あたりの小さなくぼみにある、重さ1グラムに満たない大豆の粒ほどの下垂体の前葉は、夜勤によって人間の健康維持に力を尽くしているのです。
今回はこのへんで。