こんにちは。「perokun」です。
「正直者はバカをみる」誰でも聞いたことあるのではないでしょうか。
でも正直に生きる事を推奨されています。
どういうことなのでしょう。
バカな若者が搾取される社会!フリーターに与えられた夢と現実について一言いいたいと思います。
フリーターは社会からすればありがたい交代要員
経営難に陥った企業は、まず「新卒採用の見送り」という名のリストラを敢行しますよね。
社内の誰も傷つけまいとする、もちろん正しい判断です。
しかし、実際には若手社員がいないと会社は回らないのです。
日本の企業は
安い賃金で働く大量の若手社員が、高い賃金の中高年社員を支えるしくみになっています。
たとえどんなに景気が悪くても、安い賃金で奉公してくれる若手は必要なのです。
そこで企業は「非正規の従業員」を大量に雇う手段にでます。
フリーターから派遣社員まで、とにかく安い労働力を活用することで、こ
れまでどおりの「若手が中高年を支える」というしくみを維持しようとするわけです。
さて、考えてみて!
フリーターの中にはたとえば、
ライターになりたいとか
モデル・アイドルになりたいとか
写真家になりたいとか
ミュージシャンとして成功するといった
「自分の夢を追い求めるため」に、あえてフリーターの立場を選んでいる人もいるでしょう。
そして派遣社員の中にだって「自分の天職と出会うまでの準備期間」として、派遣社員という形を選んでいる、といった人は多いはずです。
企業からしてみれば、どちらも大歓迎ですよね。
どんなバカげた夢でも、好きなだけ追いかけてくれればいいのです。
とりあえず今日や明日安い賃金で働いてくれさえすれば、それでいいのですから。
夢が実現しないまま長く働いてもらってもいい訳です。
基本的にフリーターや派遣社員には昇給がないので、どれだけ長期で働こうと、企業側としては困らないのですから。
(むしろ仕事を覚えてくれるし効率が向上するのですから好都合です)
そしてもし、すぐに辞めてしまっても、交換要員は山のようにいるのです。
フリーターは夢を追い格差社会へ
たしか、90年代半ばくらいから、
やたらと「あきらめず夢にチャレンジしよう」だの
「もっと自分を大切にしよう」だの
「自分の個性を大切にして頑張ろう」どうのといった
フレーズが世に溢れるようになりましたよね。
そして、それまで白い目で見られがちだった無職の若者たちが「フリーター」という免罪符を得るようになったのです。
単なる無職にすぎないはずなのに、カタカナで自分の社会的地位を語れるようになったのです。
さらにフリーターの急増が社会問題化すると、労働者派遣法の改正によって、人材派遣に関する規制は大幅に緩和されました。
派遣社員たちは「フリーター以上、正社員未満」的な存在として、それなりの社会的評価を得るようになったのです。
脱ニート!脱フリーター!若者正社員チャレンジ事業
まず、フリーターや派遣社員たちは、自分の夢を追い求めながら、しかも「非正社員」であることをなんら恥じることもなく、堂々と生きていけるようになったのです。
その結果、非正規の従業員人口は急増することになります。
そして企業は、安い労働力をいつでも手軽に確保できるようになったわけです。
わざわざ新卒の本社採用や社員研修などにコストをかけることが少なくなったのです。
「安い賃金で働く大量の若手が、高い賃金の中高年を支える」という仕組みをこれ以上ない形で実現することができたわけです。
権力者のシナリオ社会
これらがすべて偶然だと思えますか!?
いや、いや、いや。そんなわけはないです。
世の中は確実に「頭のいい連中」が都合のいいようにシナリオを書き、何も異議を唱えない正直者がこれに乗っかる、乗らざるを得ないシステムが完成しつつあると考えるべきでしょう。
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